ヤマハFZR1000とは?現在でも使用されているヤマハが開発した排気デバイスEXUPの説明や、エンジンスペック・姉妹車FZR750等の詳細も踏まえ、当時日本最速といわれたヤマハFZR1000について記載しました。
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ヤマハFZR1000というバイクとは、当時日本最速のエンジンスペックを保有したバイクとして生産され、ヤマハが開発した排気デバイスEXUPやアルミデルタボックスフレームなど採用・搭載し、姉妹車としてはFZR750といった車両が控えていました。
ヤマハFZR1000を製造したヤマハ発動機は日本国内の4大オートバイメーカーのひとつで、凡要性の高い車両から、以外に個性的なモデルまで生産しており、ヤマハドラッグスターやビラーゴなどクルーザー(アメリカン)タイプのオートバイも生産しているメーカーです。
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ヤマハFZR1000のスペックは下記の通りです。
●排気量クラス 大型自動二輪車●製造期間 1987年 - 1995年●車体型式 3GM●タイプ ツアラー
●フレーム アルミデルタボックス式ツインスパーアルミフレーム●エンジン 3GM型 1002cccc
●水冷直列4気筒DOHC●燃料供給装置 キャブレター●最高出力 145ps/10000rpm●最大トルク 10.9kg-m/8500rpm
●変速機 リターン式5速●駆動方式 ドライブチェーン方式 ●サスペンション 前: 正立式テレスコピックサスペンション/後: スイングアームリンク式モノクロスサスペンション●ブレーキ 前: ダブルディスク対向4ポッドキャリパ/後: シングルディスク対向2ポッドキャリパー ●全長x全幅x全高 2200mm x 730mm x 1160mm●シート高 765mm●ホイールベース 1460mm●乾燥重量 209kg ●乗車定員 2人●燃料タンク容量 19LL ●同クラスの車 ホンダ・CBR900RR/カワサキ・ニンジャZX-9R/スズキ・GSX-R1100
ヤマハ・FZR1000は、ヤマハ発動機が1987年に発表し、製造販売したオートバイで国内での販売ではなく、海外市場向けに生産されていたオートバイであり、スーパースポーツ系のフラッグシップスポーツとして、欧米地区輸出用に開発されています。
エンジンはFZ750に搭載されたユニットをベースに1002ccまでボアアップし、FZR400のアルミデルタボックスフレームや、冷気を外気から導入するFAI(フレッシュ・エアー・インテーク)を採用しています。
FZR750やYZF750のレプリカとして1987年に発表されましたが、販売の中心となる欧州ではタンデム走行でのツーリング等の需要のために、スーパースポーツのようなスパルタンなコンセプトではなく、ツアラーとしての搭乗性を重視して、ハードなライディングポジションに対応性の高い250や400のような分割式のシートではなく、ツーリングに向いているタンデムしやすい形状にシートは変更されました。
ヤマハFZR1000は登場当時は国産最強のエンジン出力と最高速を誇り、ホンダのCBR900RRやカワサキのZZR1100が製造販売されるまでは日本最速マシンとして君臨し続け、1989年にはシリーズ初のフルモデルチェンジを行い、FZR750R(0W01)のデザインを基本とする事で250から1000まで統一されたデザインで製造販売メカニズムにはヤマハ発動機が開発した排気デバイスであるEXUPが搭載され、エンジンもボアアップされています。
1991年にはフロントフェイズの変更を行い、2眼のフェイスからプロジェクター方式にライトの変更や正立フォークが倒立フォークになった他、フレーム形状もデルタボックスではあるものの若干変更されています。
1994年にはフロントフェイズの大幅な改良が行われ、ライトが猫目タイプの形状に変更された他、ブレーキシステムも強化され、6ポットキャリパーの採用の改良が施されましたが、翌年(1995年)のモデルを最後にYZF1000R にフルモデルチェンジを行い生産終了となりました。
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ヤマハFZR1000に搭載された排気デバイスEXUP(エクザップ)とは、Exhaust Ultimate Power-valveを略した呼び方で、ヤマハ発動機が開発した、オートバイ用4サイクルレシプロエンジンに採用されている排気デバイスの一種であり、同社の排気系部門設計者の山辺清貴(現排気系開発部門総責任者)によって考案されました。
構造内容は、エンジンの回転数に応じて、サーボモーターに連結された排気管(エグゾーストパイプ)中にあるバタフライバルブを開閉する事により、排気圧を制御し、主に中低速におけるトルク特性の改善を図る装置となっており、その後のヤマハの生産している車両にはレプリカタイプのみならず搭載されている車両もあります。
ちなみにEXUP(エクザップ)の搭載されている車種は、FZRシリーズでは、・FZR250・FZR250R・FZR400(FZR400R) ・FZR400R・FZR400RR(FZR400RR-SP)・FZR750(FZR750R(0W-01))・FZR1000 で、YZFシリーズでは、・YZF750SP・YZF750R・YZF1000R・YZF-R1・YZF-R7となり、その他の車種では ・FZ1(FZS1000、FZS1000S)・MT-01・GTS1000/A・XJR1300となっています。
ヤマハFZR1000の姉妹車である、ヤマハFZR750はヤマハ発動機が、日本国内向けに製造販売していた4ストローク749ccのオートバイで、派生モデルとしてFZR750Rも生産販売されました。
エンジンは、FZ750の転用ですが、車体その他はFZR1000 (2GH1) と共用であり、当時の大型車販売750t規制の為、欧州仕様のFZR1000 (2GH1) を日本仕様に仕立て直した車種となっています。
そして、ヤマハFZR750派生モデルであるFZR750Rは、FZR750同様大型車販売750cc規制の為、欧州仕様のFZR1000 (3GM1) を日本仕様に仕立て直した車種であり、スーパーバイク世界選手権参戦用のホモロゲーション車種として、200台限定で販売されました。